水中ドローンは、釣り場の「見えない情報」を可視化して、再現性を上げられる道具です。
魚の付き場やベイトの有無、根や沈み物の位置が分かると、無駄なキャストや根掛かりを減らせます。
一方で、機種選びを間違えると、濁りで何も見えない、流れに負ける、ケーブルが邪魔になるなどの不満が出ます。
このページでは、釣り用途で選びやすい水中ドローンを具体名で挙げつつ、失敗しない選び方と現場での使い方を整理します。
水中ドローンを釣りで使うならおすすめ8選
釣り目的では「見たい距離で見えるか」と「流れに負けずに止められるか」が満足度を左右します。
ここでは入門向けの小型機から、港湾や磯でも使える高出力機まで、用途別に選びやすい8機種を並べます。
価格は変動するため目安とし、購入前にリンク先で最新仕様と在庫を確認してください。
CHASING DORY
まずは手軽に水中の様子を確認したい釣り人に向いた、超小型クラスの定番モデルです。
堤防やボートから短距離で沈み根やベイト反応を見て、ポイントの当たり外れを素早く判断できます。
濁りが強い場所ではライトの反射で白くなりやすいので、浅場の澄み潮での運用が相性良好です。
| 名称 | CHASING DORY |
|---|---|
| 特徴(強み) | 小型で持ち運びやすい/手軽に水中映像 |
| 向いている人 | 入門/堤防・漁港で下見したい人 |
| 価格帯or料金目安 | 10万円前後(目安) |
| 注意点 | テザーが短めの運用が中心/濁りに弱い |
| 参考リンク | 製品情報 |
GLADIUS MINI S
釣り場の地形をもう少し広く確認したい人には、携行性と性能のバランスが良いこのクラスが候補になります。
アクションカメラやクロー系アクセサリの取り付けに対応し、遊び方や検査用途にも広げやすいのが魅力です。
ケーブルの取り回しが重要になるため、巻き取りと投入の手順を最初に固めるとストレスが減ります。
| 名称 | GLADIUS MINI S |
|---|---|
| 特徴(強み) | 4Kクラスの撮影/携行性と安定性の両立 |
| 向いている人 | 釣り+水中撮影も楽しみたい人 |
| 価格帯or料金目安 | 十数万円〜(目安) |
| 注意点 | 中〜長距離はケーブル管理が必須 |
| 参考リンク | 製品情報 |
CHASING M2S
流れがある場所や、少し深いレンジで「止めて観察する」釣りには、推力と安定性がある機種が有利です。
現場投入を前提とした設計で、作業用途も想定されているため、荒れやすい海況でも運用しやすい傾向があります。
本体サイズと付属品が増えるので、車載と現地準備の導線をイメージして選ぶと失敗しにくいです。
| 名称 | CHASING M2S |
|---|---|
| 特徴(強み) | 安定した推進/現場運用向けの設計 |
| 向いている人 | 流れのある港湾・磯で止めて見たい人 |
| 価格帯or料金目安 | 40万円台〜(目安) |
| 注意点 | 機材一式が大きくなる/準備に慣れが必要 |
| 参考リンク | 製品情報 |
CHASING M2 PRO
よりパワフルに水中をコントロールしたい場合は、全方向移動と推力が強い上位機が選択肢になります。
速度や深度などのスペック面で余裕があると、潮に押されて映像が流れるストレスが減ります。
釣りでは「追いかける」より「定点観察」が中心になるため、ホバリングの安定性を重視すると相性が良いです。
| 名称 | CHASING M2 PRO |
|---|---|
| 特徴(強み) | 8スラスター/高推力で全方向移動 |
| 向いている人 | 潮流下で安定観察したい人 |
| 価格帯or料金目安 | 高価格帯(目安) |
| 注意点 | 運用が本格的/持ち運びと保守を要検討 |
| 参考リンク | 製品情報 |
CHASING M2 PRO MAX
深度や安定性の余裕を最大化したいなら、さらに上のクラスも候補になります。
4K+防振や最大水深など、スペックの天井が高いほど、用途を釣り以外にも拡張しやすくなります。
ただしオーバースペックになりやすいので、釣行頻度と運用場所の難易度で投資判断をすると納得感が出ます。
| 名称 | CHASING M2 PRO MAX |
|---|---|
| 特徴(強み) | 最大水深200mクラス/高い拡張性 |
| 向いている人 | 深場・点検用途も視野に入れる人 |
| 価格帯or料金目安 | 高価格帯(目安) |
| 注意点 | 装備が増えるほど準備が重くなる |
| 参考リンク | 製品情報 |
FIFISH V6 Plus
釣りで「構造物の周りを思い通りに回り込ませたい」場合は、全方向移動の操作性が強みになります。
姿勢ロックや深度ロックのような機能があると、画角を安定させて魚の出入りを観察しやすくなります。
小型機より機材が増える傾向なので、保管と移動の手段を含めて選ぶと後悔が減ります。
| 名称 | FIFISH V6 Plus |
|---|---|
| 特徴(強み) | 全方向移動/姿勢ロックで安定操作 |
| 向いている人 | テトラ周りや岸壁の際を丁寧に見たい人 |
| 価格帯or料金目安 | 高価格帯(目安) |
| 注意点 | 付属品が多い/現地での準備が必要 |
| 参考リンク | 製品情報 |
FIFISH V-EVO
映像の滑らかさや臨場感を重視して、魚の追尾や捕食の瞬間を撮りたい人に向くモデルです。
4K高フレームレートと広角視野は、水中で被写体を見失いにくく、観察のストレスを下げます。
釣りでは「釣る前の下見」と「釣れた後の学習」に効くため、記録を残す目的が強い人ほど相性が良いです。
| 名称 | FIFISH V-EVO |
|---|---|
| 特徴(強み) | 4K/60fpsクラス/166°視野で見失いにくい |
| 向いている人 | 水中映像の質を重視する人 |
| 価格帯or料金目安 | 高価格帯(目安) |
| 注意点 | 濁りと逆光に配慮/ライトの使い分けが要る |
| 参考リンク | 製品情報 |
PowerRay
釣り用途で話題になったのが、ソナーや投下機などの周辺機能を組み合わせられる系統です。
魚群の状況や水温、水深などを見ながら運用する発想は、釣りの下見と相性が良い方向性です。
現行の入手性やサポート状況は変動しやすいので、購入前に取り扱いを必ず確認してください。
| 名称 | PowerRay |
|---|---|
| 特徴(強み) | 釣り補助を意識した拡張(モデルにより) |
| 向いている人 | ソナー等の情報も活かしたい人 |
| 価格帯or料金目安 | 変動大(目安) |
| 注意点 | モデル差がある/供給と保証を要確認 |
| 参考リンク | 製品情報 |
水中ドローンが釣りの判断を速くする理由
釣りは「魚がいる場所」と「食う状態」を当てるゲームなので、水中の事実が見えるだけで判断が速くなります。
ただし、見えた情報を釣りの意思決定に落とし込めないと、眺めて終わる道具になりがちです。
ここでは釣果につながりやすい使い道に絞って整理します。
魚がいるレンジを外しにくくなる
表層が静かでも、水中でベイトが散っていたり、魚が浮いていたりする日は普通にあります。
水中ドローンでレンジ感が掴めると、ルアーのレンジ調整や棚取りが速くなります。
特に回遊のタイミングを読む釣りでは、空振りの時間を減らせます。
- ベイトの有無と密度
- 魚の付き場の高さ
- 潮の当たり方の見え方
- 光量と濁りの変化
根掛かりの原因を事前に潰せる
根掛かりは仕掛けを失うだけでなく、時合いを逃す最大のロスになります。
沈み根やロープ、障害物の位置が分かれば、通す角度とレンジを事前に決められます。
地形のクセが分かると、同じ場所で再現性が上がります。
- 沈み物の位置と高さ
- ロープやチェーンの有無
- 砂地と岩場の境目
- ストラクチャーの影の入り方
見えた情報を釣りに変換するコツ
水中ドローンは「見つける」より「決める」ために使うと釣りに効きます。
見る対象を決めておくと、短時間の投入でも情報が残ります。
同じ手順で観察すると、釣果の良い条件が見えてきます。
| 水中で見る情報 | 釣りでの使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 魚の向き | 流れと立ち位置を推測 | ライトで散る場合がある |
| ベイトの層 | ルアーのレンジを決定 | 濁りで見落としやすい |
| 地形の変化 | 通すコースを固定 | ケーブルが引っ掛かりやすい |
釣り用途で失敗しない水中ドローンの選び方
釣り目線では、スペック表より「現場で扱えるか」が重要です。
特にケーブルと視認性は、購入後の満足度を大きく左右します。
ここでは最低限見るべきポイントを絞ります。
まずは運用場所でクラスを決める
堤防や漁港の浅場なら、小型で持ち運べる機種でも十分に情報が取れます。
磯や潮が速い場所、深場を見たいなら、推力と安定性がある機種が必要になります。
迷う場合は「いつも行く場所の難易度」を基準にします。
- 漁港の内側中心なら小型優先
- 外海の流れが強いなら推力優先
- 深場を見たいならテザー長優先
- 荷物制限があるなら重量優先
見え方はカメラより水中環境で決まる
4Kかどうかより、濁りと逆光、ライトの当て方で映像の見え方は大きく変わります。
広角は見失いにくい反面、濁りが強いと白く見えやすいことがあります。
釣り場の水質が濁りやすいなら、ライトの強弱や色温度、姿勢制御を重視します。
| 状況 | 優先したい要素 | 避けたい失敗 |
|---|---|---|
| 濁りが強い | 姿勢ロック/ライトの調整 | ライト最大で白飛び |
| 浅場の澄み潮 | 広角/小型機の手軽さ | ケーブルが邪魔で投入をやめる |
| 潮が速い | 推力/ホバリング性能 | 流されて観察不能 |
テザーと電源は「面倒さ」を左右する
釣りでの水中ドローンは、短時間で何度も入れ直す運用になりやすいです。
そのためテザーの巻き取りと投入が面倒だと、使わなくなりやすいです。
テザー長だけでなく、巻き取り方法と絡みにくさを重視します。
- 巻き取り器の有無
- 投入と回収の手順の単純さ
- 予備バッテリーの運用
- 収納ケースの出し入れ
サポートと入手性は長期コスパに効く
水中は機材にとって過酷なので、消耗とトラブルはゼロにできません。
国内での修理窓口や、マニュアルの充実は安心材料になります。
たとえば国内販売店がFAQやサポート情報を公開しているかは、購入前に確認したいポイントです。
| 確認項目 | 見る場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 修理窓口 | 国内サポートサイト | 故障時の復帰が速い |
| マニュアル | PDFや動画 | 現地トラブルが減る |
| 消耗品 | テザーやOリング | 継続運用の要 |
水中ドローンを釣りで使う手順とコツ
釣りでの運用は、ドローン操作が主役ではなく「釣りの判断材料を取る」ことが目的です。
投入時間を短くし、観察ポイントを固定すると、釣りのテンポを崩しません。
ここでは現場で再現しやすい手順に落とし込みます。
最初の3分は下見に徹する
最初は魚を追い回さず、底質とストラクチャーの位置を掴むのが効率的です。
水中の情報は一度整理すると、同じ釣り場で何度も使い回せます。
慣れるまでは同じ動きを繰り返して、操作を体に覚えさせます。
- 投入地点の真下を確認
- 岸壁やブレイクを横移動でなぞる
- 沈み物の影を重点的に見る
- ベイトの層があれば高さを記憶
ケーブルは「釣り糸」だと思って扱う
テザーは水中ドローンの生命線で、ここを雑に扱うとすべてが破綻します。
風と流れでケーブルが張る方向を読めると、映像も安定します。
絡みを防ぐには、投入前に整える時間を確保するのが近道です。
| トラブル | 起きやすい原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 絡む | 投入前にねじれが残る | 輪を作って順に出す |
| 引っ掛かる | ロープ付近を横切る | 上から落として縦移動中心 |
| 画角が流れる | 張りで機体が引かれる | 余裕を出してホバリング |
映像を釣り方に変換するテンプレ
見えた情報を、その場の戦略に即変換できると、水中ドローンは武器になります。
迷ったときは「場所」「レンジ」「スピード」の3つに落とすと判断が速いです。
ルアー釣りでもエサ釣りでも、同じ整理の仕方が使えます。
- 場所:影・際・段差のどこにいるか
- レンジ:底から何mの層か
- スピード:反応が速いか遅いか
- 再現:同じ条件の場所を複数探す
釣りのテンポを崩さない撮影の考え方
水中ドローンを使う日は、撮影しすぎると釣りの時間が削れます。
「帰ってから検証する素材」を最小限で取る意識がちょうど良いです。
同じ構図で定点を撮っておくと、変化が比較しやすくなります。
| 撮影対象 | おすすめの撮り方 | 得られる学び |
|---|---|---|
| ブレイク | 真横移動でなぞる | 通すコースの精度 |
| ストラクチャー | 定点で30秒観察 | 回遊の入り方 |
| ベイト | 層の高さを記録 | レンジ選択の根拠 |
トラブル回避のためのルールとマナー
水中ドローンは空中ドローンほど一律の規制が整っていないと言われますが、場所ごとのルールや関係法令の影響は受けます。
特に港湾や航路、管理者がいる水域では、迷惑行為や安全上の問題にならない配慮が必須です。
ここでは釣り人が最低限押さえたい観点をまとめます。
港や航路は「作業」に当たる可能性を意識する
港内やその周辺で何かを水中で行う場合、状況によっては港則法や港湾管理者の扱いが関係してきます。
国土交通省のガイドライン資料では、港則法や港湾法など、海上での工事や作業に関する整理が示されています。
釣りの範囲でも、他船の航行や施設運用に影響しない場所選びが重要です。
| 気にするべき対象 | 具体例 | やること |
|---|---|---|
| 航行の安全 | 航路付近/出入口 | 投入しない |
| 管理者のルール | 漁港/桟橋 | 掲示と窓口を確認 |
| 作業船の有無 | 浮標や船を出す | 事前相談を検討 |
電波を使う構成なら技適の確認をする
水中ドローンはテザー式が多いですが、操作端末との接続にWi-Fi等を使う構成もあります。
日本国内で無線機器を使う場合、技適マークの有無が基本的な確認事項になります。
輸入機や並行輸入品は表示や仕様が異なることがあるため、購入前に確認してください。
- 送信機や中継装置の技適表示
- 国内販売店の保証とサポート
- 周波数帯と使用条件の確認
- 不明な場合は販売元へ問い合わせ
漁業権と釣り場ルールに配慮する
水中での行為は、漁業権が設定されている場所や、管理釣り場の独自ルールと衝突することがあります。
実際に水中撮影や水中カメラを禁止している釣り場もあるため、現地の掲示と規約は必ず確認します。
釣り人同士のトラブルを避けるためにも、目立つ場所で長時間占有しない配慮が大切です。
- 管理釣り場の撮影規定を確認
- 漁業権設定の水域では慎重に行動
- 他者の仕掛けや漁具に近づけない
- 混雑時は投入を控える
リンクで一次情報に当たる習慣を持つ
海上や港湾の扱いは場所と状況で変わるため、一般論だけで判断すると危険です。
海上保安庁の案内や、国土交通省のガイドライン類に目を通すと、考え方の軸が作れます。
機種の仕様も更新されるので、公式ページで最新情報を確認する癖が安全につながります。
水中ドローン釣りを成功させる要点
釣りでの水中ドローンは、魚を探し回るより、下見で「当たりの型」を作るほど効果が出ます。
最初は小型機で投入回数を増やし、見える情報を釣りの判断に変換する練習を優先すると失敗しにくいです。
潮が速い場所や深場を本気で見るなら、推力と安定性のあるクラスに投資したほうが満足度が上がります。
一方で、テザー管理と場所のルール確認を怠ると、危険やトラブルにつながるので最優先で整えてください。
おすすめ機種を起点に、運用場所と目的に合わせて選び、釣果の再現性を積み上げていきましょう。


