長野県でドローンを飛ばしたいのに、実際は「どこなら安心して飛ばせるのか」が一番むずかしいポイントです。
山や湖が多いぶん魅力的な被写体は豊富ですが、土地管理者のルールや安全配慮を外すと一発でトラブルになります。
そこで本記事では、現地での運用が想像しやすいように、飛ばしやすい候補地と手続きの要点をセットで整理します。
あわせて、DIPS2.0の申請の考え方や、当日の安全確認の勘所まで一気に確認できる流れにしました。
まずは「場所選び」で迷わないための具体的な候補から見ていきましょう。
長野県でドローンを飛ばせる場所7選はどこ
長野県内には、一般の公園や観光地のように「原則NG」になりやすい場所が多い一方で、飛行を前提に整備された施設や、許可を取りやすい枠組みも存在します。
ここでは、個人でも検討しやすい候補を中心に、用途と段取りがイメージできるスポットを厳選して紹介します。
どの場所も、当日の安全確保と周囲への配慮が最優先になる点は共通です。
HIRAYAプラトー・ドローンパーク
スキー場のオフシーズンを活用して、ドローン飛行の場を提供しているタイプのスポットです。
ゲレンデの見通しの良さを活かして、基礎練習から機体の挙動確認まで進めやすいのが強みです。
事前予約や保険加入などの条件が設定されているため、ルールに沿って利用しやすい構造になっています。
| 名称 | HIRAYAプラトー・ドローンパーク |
|---|---|
| 見どころ | オフシーズンの広いゲレンデ |
| 所要時間の目安 | 半日〜1日 |
| 料金 | 時間制の目安あり |
| 利用条件 | 事前予約・保険加入など |
| アクセス | 平谷村エリア |
| 住所 | 長野県下伊那郡平谷村1511 |
斑尾高原エアフィールド
ドローン専用の飛行場として案内されており、広いエリアでフライトしやすいのが特徴です。
個人利用にも対応しているため、空撮の練習や機体テストの場として候補に入れやすいです。
完全予約制の運用が明記されているので、現地の手順に沿って利用計画を立てるのが安全です。
| 名称 | 斑尾高原エアフィールド |
|---|---|
| 見どころ | ドローン専用の広大エリア |
| 所要時間の目安 | 半日〜1日 |
| 料金 | 半日・1日料金の目安あり |
| 利用条件 | 完全予約制 |
| アクセス | 斑尾高原ホテル周辺 |
| 住所 | 長野県飯山市飯山11492-321 |
航空用ラジコン広場
自治体のスポーツ施設として案内されているため、利用条件や予約導線が比較的はっきりしています。
保険加入の注意や飛行範囲の目安なども提示されており、運用ルールを守りやすいのが利点です。
同時に飛行できる機体数などの制約もあるので、譲り合い前提での利用計画が重要です。
| 名称 | 航空用ラジコン広場 |
|---|---|
| 見どころ | 利用ルールが明示された施設 |
| 所要時間の目安 | 1〜2時間 |
| 料金 | 無料 |
| 利用条件 | 利用登録・予約が必要 |
| アクセス | 長野市若穂エリア |
| 住所 | 長野市若穂牛島1010-7地先 |
エアフィールド・アイ城山トレーニングフィールド
ドローン飛行訓練施設として運用されており、練習前提で利用を検討しやすいのが特徴です。
松本市・安曇野市方面を一望できるロケーションが案内されていて、空撮の構図づくりにも向きます。
営業時間や連絡先が明示されているため、問い合わせから段取りを組みやすいのもメリットです。
| 名称 | エアフィールド・アイ城山トレーニングフィールド |
|---|---|
| 見どころ | 訓練向けの飛行環境 |
| 所要時間の目安 | 半日 |
| 料金 | 要問い合わせ |
| 利用条件 | 施設ルールに従って利用 |
| アクセス | 松本・安曇野周辺 |
| 住所 | 長野県安曇野市三郷小倉3909-2 |
信濃大町鷹狩山ドローンフライトチケット
絶景ポイントとして知られる鷹狩山で、ドローンを楽しむための枠組みとして案内されています。
土地管理者からの許可手続きを代行する仕組みが説明されており、手続きを簡略化したい人に向きます。
観光客が多いエリアでもあるため、周囲の状況を最優先にして時間帯選びを工夫すると安心です。
| 名称 | 信濃大町鷹狩山ドローンフライトチケット |
|---|---|
| 見どころ | 北アルプスのパノラマ |
| 所要時間の目安 | 1〜2時間 |
| 料金 | チケット制の目安あり |
| 利用条件 | 購入手続き・ルール順守 |
| アクセス | 大町市鷹狩山周辺 |
| 住所 | 長野県大町市八坂8583-2 |
長野ドローンステーション
長野市を拠点にしたドローンスクールで、講習や学びを通じて飛行の基礎を固めたい人に向きます。
申請や運用の知識が必要になるケースでも、相談先が明確だと段取りが組みやすくなります。
いきなり屋外で迷うより、まずは学べる環境を起点にするのも堅実な選択です。
| 名称 | 長野ドローンステーション |
|---|---|
| 見どころ | スクールで基礎から学べる |
| 所要時間の目安 | 半日〜複数日 |
| 料金 | コースにより異なる |
| 利用条件 | 申し込み・受講 |
| アクセス | 長野市周辺 |
| 住所 | 長野市(拠点周辺) |
ドローン練習会in長野県上田市
上田市内の屋内外施設で練習会を実施しており、初心者でも参加しやすい設計が案内されています。
基礎練習だけでなく、実運用を想定した練習枠が用意されているため目的に合わせやすいです。
開催場所が変更になる場合があるので、参加前に最新の案内を確認してから動くと安心です。
| 名称 | ドローン練習会in長野県上田市 |
|---|---|
| 見どころ | インストラクター付きの練習 |
| 所要時間の目安 | 約2時間 |
| 料金 | コース別の設定 |
| 利用条件 | 事前申し込み |
| アクセス | 上田市城跡公園周辺 |
| 住所 | 上田市城跡公園第二体育館(開催場所の例) |
飛ばせるかどうかはルールで決まる
長野県で「飛ばせる場所」を見つける近道は、景色の良さよりも先に、法令とローカルルールで可否を切り分けることです。
同じ山や湖でも、区域の指定や管理者の方針で結果が真逆になることがあります。
ここでは判断の順番を間違えないための前提を整理します。
航空法でまず外れる典型パターン
空港周辺や人口集中地区など、航空法でハードルが上がる条件に当たると手続きが増えます。
特に旅先の市街地や観光地は、知らないうちに条件に該当しているケースが多いです。
最初に地図で条件を確認してから候補地を絞ると、時間のムダが減ります。
| 確認対象 | 見方の例 |
|---|---|
| DID | 人口集中地区の表示 |
| 空港周辺 | 空域の制限範囲 |
| 高度 | 上限の目安設定 |
| イベント | 人が集まる催し |
公園や観光地は管理者ルールが強い
航空法の条件を満たしていても、土地管理者が飛行を禁止していればそこで終了です。
逆に、施設側が「飛行前提」で運用している場所なら、守るべきルールが明文化されていることが多いです。
現地に行ってから交渉するより、事前に問い合わせできる場所を優先すると失敗しにくいです。
- 管理者の許可が必要か
- 離着陸できる範囲
- 利用時間の指定
- 第三者との距離
- 撮影物の扱い
山岳エリアは安全面で実質的な難易度が上がる
長野県は風の変化が大きい地形が多く、初心者ほど「飛ばせるのに危険」という状態になりがちです。
風速だけでなく、谷筋の乱流や樹木の吸い込みを想定して場所を選ぶ必要があります。
まずは専用フィールドや練習会で基礎を固めてから、景勝地に挑む流れが安全です。
長野ならではの混雑と季節要因を読む
紅葉や雪景色の人気スポットは、人が増えるほど運用リスクも跳ね上がります。
冬はバッテリーが冷えやすく、同じ設定でも急激に電圧が落ちることがあります。
混雑期は「飛ばせる場所」より「飛ばしていい状態」を優先すると事故を避けやすいです。
許可申請と手続きは最短ルートを選ぶ
ドローンの手続きは、全部を完璧に覚えるよりも、必要なケースだけを確実に通す考え方が効率的です。
長野県のようにロケーションが広い地域では、包括申請と個別許可の使い分けが重要になります。
ここでは迷いやすいポイントを先に潰します。
DIPS2.0でやることを分解する
DIPS2.0は手続きの入口が多く、何から手を付けるかで迷いやすい仕組みです。
順番を固定すると、申請の抜け漏れが減って現地で焦りにくくなります。
登録や申請が不安な場合は、スクールや施設に相談できる候補を持っておくと安心です。
- 機体登録
- リモートIDの確認
- 飛行計画の作成
- 許可承認の申請
- 飛行日誌の管理
包括申請と個別申請の使い分け
同じ条件で何度も飛ばすなら包括申請が相性が良く、単発の特別条件なら個別申請が向きます。
長野県内を移動しながら撮る場合は、想定ルートに合わせて設計すると手戻りが減ります。
どちらが正解かは目的で決まるので、先に「何をしたいか」を言語化するのがコツです。
| 観点 | 包括 | 個別 |
|---|---|---|
| 利用シーン | 繰り返しの練習 | 単発の撮影 |
| 設計の要点 | 条件の固定 | 場所と時間の特定 |
| 向く人 | 頻繁に飛ばす | 目的が明確 |
夜間や目視外は「追加の条件」として考える
夜景や山岳の稜線を撮りたくなる場面でも、夜間や目視外は難易度が上がります。
いきなり挑むより、まず日中の目視内で機体の挙動と手順を固めるのが安全です。
必要な条件が増えるほど、場所選びも専用施設寄りにしたほうが実現しやすくなります。
保険は「入るかどうか」ではなく「何を守るか」で決める
施設によっては保険加入が利用条件になっているため、後回しにすると当日に詰みます。
対人対物の補償だけでなく、機体の損害や賠償の範囲まで把握しておくと安心です。
特に観光地や混雑エリアは、万が一の影響が大きいので優先度を上げて考えましょう。
当日の安全運用で失敗を防ぐ
飛行当日のトラブルは、場所の選び方よりも「準備の甘さ」から起きることが多いです。
長野県は風と気温のブレが大きいので、普段と同じ感覚で飛ばすと危険な場面があります。
ここでは最低限押さえる実務をまとめます。
飛ばす前の点検を儀式化する
点検は面倒に見えても、事故確率を一気に下げる最短手段です。
毎回同じ順番で確認できるようにしておくと、旅先でも抜けが出にくくなります。
特にプロペラとバッテリー周りは、見落としがそのまま墜落につながりやすいです。
- プロペラの欠け
- バッテリー膨張
- ジンバル保護の外し忘れ
- コンパス校正の必要性
- ホームポイントの確認
風と気温の目安を「自分の上限」に落とす
メーカーの耐風性能が高くても、操縦者の経験値が追いつかなければ意味がありません。
山間部は体感より上空が強風になりやすいので、上限を低めに設定するのが安全です。
冬は電圧低下が早いので、帰還余力を多めに見積もると安心です。
| 項目 | 安全側の目安 |
|---|---|
| 風 | 弱めの条件を優先 |
| 気温 | 低温時は短時間運用 |
| 視界 | 霧や霞は回避 |
| バッテリー | 余力を多めに残す |
第三者と車両の動線を最優先する
離着陸地点が安全でも、周辺に人の導線があると一気にリスクが上がります。
観光地では急に人が入ってくる前提で、飛ばさない判断も含めて計画しておくのが重要です。
専用フィールドが強いのは、こうした動線設計が最初から考慮されている点です。
目的別にベストな場所を選ぶ
同じ「飛ばせる場所」でも、初心者の練習向けと、空撮の作品づくり向けでは最適解が変わります。
ここでは目的から逆算して、候補を絞り込みやすくするための考え方を整理します。
迷ったら「安全に繰り返せる場所」を先に確保するのが結果的に近道です。
初心者は専用フィールドを起点にする
最初のうちは、景色よりも「落ち着いて操作できる環境」が上達を左右します。
ルールが明文化された施設なら、やるべきことが明確なので練習の質も上がります。
まずは飛行を習慣化できる場所を確保すると、結果として撮影の成功率も上がります。
- 予約制の飛行場
- 自治体の施設
- インストラクター付き練習
- 広い離着陸エリア
- 周囲の立ち入り管理
空撮が目的なら「被写体」より「回収しやすさ」を優先する
山や湖は魅力的ですが、機体を見失ったときの回収難易度が跳ね上がります。
最初は見通しが良い場所で構図と操作を固めると、作品づくりが安定します。
鷹狩山のように景観が強い場所でも、混雑や風を読めない日は無理をしないのが正解です。
ステップアップしたい人の比較軸
練習の次に伸び悩むのは、飛行の目的が曖昧なまま回数だけ増えるパターンです。
到達したいレベルに合わせて、場所に求める条件も変えると成長速度が上がります。
スクールや練習会を活用すると、自己流のクセを早めに修正しやすくなります。
| 到達目標 | 場所に求める条件 |
|---|---|
| 基礎固め | 広さと安全管理 |
| 空撮品質 | 構図と光の再現性 |
| 実運用 | 手順と管理の習熟 |
| チーム運用 | 貸切や導線設計 |
冬の長野は「撮れる日が少ない」前提で計画する
雪景色は魅力ですが、風と低温でコンディションが揃いにくいのが現実です。
撮影当日に合わせるより、数回の予備日を用意して「行ける日に行く」設計が強いです。
どうしても冬に飛ばしたいなら、まずは安全な場所で短時間運用の練習を重ねましょう。
長野でドローンを安全に飛ばすための要点
長野県でドローンを飛ばせる場所を探すときは、景色より先に法令条件と土地管理者ルールで候補を切り分けるのが近道です。
初心者ほど、専用フィールドや練習会のようにルールが明文化された環境から始めると失敗が減ります。
空撮を狙う場合でも、混雑・風・低温のリスクを前提に「飛ばさない判断」を含めて計画するとトラブルを避けやすいです。
手続きはDIPS2.0の流れを固定し、包括と個別を目的で使い分けることで、撮影までの距離が一気に縮まります。
まずは紹介した候補のうち、問い合わせしやすい場所を1つ決めて、ルールを守って安全に楽しんでください。


