DJI Mavic Mini操作方法8ステップ|初回設定から離着陸までを短時間でマスター!

雲のある青空に浮かぶ白いドローン
操作

初めてドローンを操作する際、操作方法がわからず戸惑う方は多いはずです。

機体準備や送信機の設定、アクティベーション、キャリブレーションなど手順が多く、どこから始めればいいか迷っていませんか。

本記事ではDJI Mavic Miniの基本操作と飛行前チェック、撮影設定、トラブル対処までを初心者にもわかりやすく整理して解説します。

機体準備、送信機準備、DJI Flyの導入、離陸・着陸、撮影、メンテナンスと段階ごとに手順とコツを紹介します。

実践的な注意点とトラブル時の優先対応も載せるので安全な初フライトに役立ちます。

まずは機体準備の項目から読み進めてください。

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DJI Mavic Mini操作方法

カメラとドローン用アクセサリーが並ぶフラットレイ

DJI Mavic Miniの基本操作をわかりやすく解説します。

初めて飛ばす方でも安心できるように、機体準備から離着陸まで順を追って説明いたします。

機体準備

機体の外観をチェックして、プロペラに傷やヒビがないか確認してください。

ジンバルカバーが付いている場合は必ず取り外し、カメラが自由に動くことを確認します。

プロペラはしっかりと取り付けられているか、ラッチ部分にゴミや砂がないか点検してください。

送信機準備

送信機のスティックカバーやネジの緩みがないか確認します。

スマートフォンを取り付ける前に送信機の電源を入れて、スティックの動作を確認してください。

アンテナの向きや角度を調整して、遮蔽物の少ない方向に向けておくと電波状況が安定します。

バッテリー充電

付属の充電器または純正の充電ハブを使ってバッテリーを充電してください。

過充電や極端な高温を避けるために、充電は室温で行うことをおすすめします。

バッテリーのLED表示で充電状況を確認し、満充電になってからフライト前にもう一度残量を確かめてください。

表示 意味
赤点滅 残量低下
青点滅 充電中
青点灯 満充電

DJI Flyインストール

スマートフォンにDJI Flyアプリをインストールしてください。

iOSの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Playからダウンロードできます。

インストール後はアプリの権限を許可し、位置情報とストレージへのアクセスを有効にしておくとスムーズです。

アクティベーション

機体のアクティベーションにはDJIアカウントが必要です。

初回起動時にアプリの案内に従ってログインまたは新規登録を行ってください。

アクティベーションが完了したら、ファームウェアのバージョン表示を確認して最新に更新することを推奨します。

キャリブレーション

初めての場所や大きく移動した後は、コンパスキャリブレーションを行ってください。

平らで磁気の影響を受けにくい場所で、本体を回転させる手順に従ってキャリブレーションを実施します。

IMUキャリブレーションが必要な場合は、温度が安定した室温で行うと精度が上がります。

離陸手順

離陸前に周囲の安全確認とGPSの衛星捕捉を行ってください。

送信機のスロットルやヨーのセンター確認をしたら、ゆっくりと離陸操作を始めます。

自動離陸機能を使う場合は、アプリ上の指示に従ってワンタップで安全に離陸させることができます。

  • プロペラ保護の解除
  • 周囲の人や障害物の確認
  • GPS表示が十分であることの確認
  • バッテリー残量の最終確認

着陸手順

着陸はなるべく風の影響が少ない場所を選んでください。

自動着陸モードを使う場合は、着陸点の周辺に障害物がないか最終確認を行います。

手動で着陸する際は、スロットルをゆっくり下げて機体の姿勢を安定させながら進めてください。

着陸後はプロペラが完全に停止してからバッテリーを取り外すと安全です。

飛行前の安全確認

雲のある青空に浮かぶ白いドローン

ドローンを飛ばす前には、必ず安全確認を行うことが重要です。

小さな機体でも、ちょっとした見落としが事故につながるため、順を追って点検しておくと安心です。

天候確認

風速は最も重要な要素の一つで、目安として秒速5メートルを超える風には注意が必要です。

突風や強い横風が予想される場合は、離陸を控えることをおすすめします。

雨や雪の降る条件ではジンバルやモーターに水が入る恐れがあるため、基本的に飛行を避けてください。

視界が悪い濃霧や夜間などは操縦の判断が難しくなるため、日中の良好な視界で飛行することが安全です。

気温が極端に低いまたは高い場合はバッテリー性能が低下するので、温度条件も確認してください。

周辺環境確認

周囲の障害物や人の動線を事前に把握することが重要です。

  • 送電線
  • 樹木や枝
  • 建物やアンテナ
  • 人混みやイベント会場
  • 動物や車の往来
  • 水面や崖の近く

離陸と着陸のスペースを確保し、逃げ場があるかどうかも確認してください。

飛行禁止区域確認

法令や地域ルールに従うことは操作者の義務です。

禁止区分 確認方法
空港周辺 国土交通省の電子地図
自衛隊基地付近 地方自治体の告知
イベント会場 主催者の許可確認
私有地上空 土地所有者の同意

飛行前には国交省の飛行情報サービスや各種アプリで最新の制限情報を確認してください。

バッテリー残量確認

離陸前にバッテリー残量を目視とアプリで必ず確認してください。

帰還を確実にするために、余裕を見て残量が30パーセント以上あることを目安にすると安心です。

バッテリー温度が低すぎる場合は性能が落ちるため、適温まで暖めてから使用してください。

複数バッテリーを使う場合は個々の充電状態とサイクル回数もチェックしておくとより安全です。

送信機リンク確認

送信機と機体のリンク状態は離陸前に必ずテストしてください。

電源を入れた後、LEDやアプリの表示で接続が安定していることを確認してください。

リンクが不安定な場合は一度電源を切り、送信機と機体の距離を変えて再接続を試みてください。

周辺に強い電波干渉源がある場合は、場所を移動してから再チェックすることをおすすめします。

基本操作のコツ

青空を背景に飛行する白いドローン

DJI Mavic Miniを安定して操縦するためには、基本操作を丁寧に身につけることが最も重要です。

ここではスティックの扱い方、モード選択、自動RTHの設定、高度管理といった実践的なポイントを分かりやすく解説します。

スティック操作

スティック操作は機体の挙動を決める要になりますので、最初はゆっくりと正確に動かす練習をしてください。

一定速度での旋回や前進を繰り返し練習すると、スムーズな映像撮影につながります。

急な入力は機体の不安定化やバッテリー消費を招きますので、特に低高度では細かく操作することを心がけてください。

  • スロットルは指先でゆっくり操作する
  • ヨーは小刻みに入力して滑らかな回転を意識する
  • ピッチは速度の変化を予測して段階的に動かす
  • ロールは風に応じて微調整する

スティックモード

スティックモードの選択は、操縦経験や好みによって変わりますので、事前に切り替えて試しておくと安心です。

一般的にはMode 2が多くのユーザーに馴染みやすい設計になっています。

モード 左スティック 右スティック
Mode 1 上昇下降
前後回転
前後移動
左右移動
Mode 2 上昇下降
前後回転
前後移動
左右移動
Mode 3 上昇下降
前後回転
前後移動
左右移動

自動RTH設定

自動RTHは予期せぬトラブル時の保険になりますので、必ず適切に設定してから飛行してください。

まずホームポイントを正確に記録させた後に、RTH高度を周囲の障害物より十分に高く設定することを推奨します。

バッテリーが低下した際に自動で戻る閾値や、リンク断時の挙動も確認しておくと安心です。

また、RTHが発動してから着陸するまでのルートに権利侵害や危険箇所がないか、事前に周囲を確認しておいてください。

高度管理

高度管理は安全かつ法令順守のために重要な操作になります。

視認範囲を超える高さや法令で制限された高度には上げないようにしてください。

風が強い日は同じ高度でも飛ばしにくく、上下の制御が難しくなるので余裕を持った高度設定が必要です。

映像の目的によって高度を変える場合は、徐々に高さを変えながら挙動を確認してから本番の撮影に移ると失敗が減ります。

カメラと撮影設定

木々を背景に飛行するPhantomシリーズドローン

DJI Mavic Miniのカメラ設定は、飛行の目的に合わせて最適化することで撮影の質が大きく変わります。

ここでは撮影モードから静止画設定まで、実践で役立つポイントを丁寧に解説します。

撮影モード

まずは撮影モードの違いを理解することが重要です。

Mavic Miniには動画撮影と静止画の基本モードが搭載されており、簡単な操作で切り替え可能です。

撮影の目的別に使い分けることで、手戻りの少ない撮影ができます。

  • 動画
  • 写真
  • パノラマ
  • クイックショット
  • タイムラプス

動画モードは動きのある被写体に向いています、滑らかな映像を目指す場合はフレームレートにも注意してください。

写真モードは高画質の静止画や後処理を前提にしたRAW撮影向けです。

解像度・フレームレート

解像度とフレームレートの組み合わせは、最終的な用途に合わせて選ぶことが肝心です。

配信か編集用かで最適な設定が変わりますので、事前に決めておくとよいです。

解像度 フレームレート 用途
2.7K 30fps 編集用映像
FHD 60fps スローモーション
HD 30fps 軽量配信

編集でのトリミングや補正を想定するなら高解像度を選んでください。

一方でバッテリー消費や保存容量を抑えたい場合はFHDやHDが現実的です。

ホワイトバランス

ホワイトバランスは色味の基本を決めます、オート任せでも十分なケースは多いです。

ただし屋内や夕暮れなど色温度が偏る場面では、手動で調整すると自然な発色になります。

数値指定で調整できる場面では、ケルビン値を意識してシーンに合わせて微調整してください。

RAWで撮影する場合はホワイトバランスを多少外しても後処理で補正できます。

ジンバル操作

ジンバルは映像の安定化の要です、操作前にスムーズに動作するか確認しましょう。

撮影中は急な上下動や素早いパンを避け、ゆっくりとした動きで映像に余裕を持たせると自然な仕上がりになります。

ジンバルのキャリブレーションは定期的に行ってください、特に衝撃を受けた後や温度変化の激しい場所では重要です。

ジンバルを使ったテクニックとして、微妙なティルトで被写体に焦点を当てる方法があります、被写界深度の浅い撮影では効果的です。

静止画設定

静止画撮影では解像度とファイル形式の選択が重要です。

RAW撮影は編集耐性が高く、色補正や露出調整の自由度が増します。

JPEGはすぐに共有したい場合や保存容量を節約したいときに有利です、場面に応じて切り替えてください。

露出補正やISOは低めに抑え、必要に応じてシャッタースピードで調整するのが基本です。

連写やインターバル撮影は動きのあるシーンやタイムラプス制作で重宝します。

トラブル対処と日常メンテナンス

滝を背景にホバリングするMavic Proドローン

DJI Mavic Miniを快適に飛ばすためには、日頃の点検とトラブル発生時の対処が重要です。

ここでは接続トラブル、ファームウェア更新、コンパスエラー、バッテリー異常について、実践的な対処法と予防策を分かりやすくご案内します。

接続トラブル

送信機やスマホと機体が接続できない場合、まずは基本的な確認から始めてください。

電源のオンオフやケーブルの接続状態をチェックすると、多くの問題が解決します。

以下は接続トラブルでまず確認すべきポイントです。

  • USBケーブルの損傷チェック
  • 送信機と機体の距離
  • スマホのUSB設定
  • DJI Flyアプリの再起動
  • 他デバイスとの干渉確認

上の項目を一つずつ確認して、それでも繋がらない場合は送信機の再リンクを行ってください。

再リンクは電源を切り、指定の手順でボタン操作を行うことで完了しますので、マニュアルに沿って落ち着いて実施してください。

ファームウェア更新

ファームウェアは安定飛行と新機能に直結しますので、定期的に最新版を適用することを推奨します。

更新前にはバッテリーを十分に充電し、安定したWi‑Fi環境で行ってください。

更新中に電源が切れると最悪の場合起動不能になるため、必ず残量に余裕を持たせてください。

更新が途中で失敗した場合は、アプリを再起動して再試行するか、PC経由での復旧手順を試してください。

どうしても復旧しない場合は、DJIサポートに連絡して指示を仰ぐことをおすすめします。

コンパスエラー

コンパスエラーは磁場干渉や強い金属が近くにあることで発生しやすいです。

エラーが出たときは周囲に大きな金属物や電線がない場所へ移動し、再キャリブレーションを行ってください。

キャリブレーションは水平回転と垂直回転の2ステップがあり、表示に従ってゆっくり回すことが重要です。

同じ場所で何度もエラーが出る場合は、別の場所でキャリブレーションを実施してから飛行するようにしてください。

また、送信機やスマホのケースに磁石が入っていると悪影響を及ぼすことがあるため、外して試すと改善することがあります。

バッテリー異常

リチウムポリマーバッテリーは取り扱いに注意が必要です、異常を感じたら直ちに使用を中止してください。

膨張、発熱、充電不能などの症状が出た場合は、安全な場所で電源を切り、メーカーの指示に従ってください。

日常のメンテナンスとしては、使用後は満タン充電で保管しないこと、極端な高温や低温を避けることが効果的です。

ここに代表的な症状と推奨対応をまとめます。

症状 対応
膨張 使用停止 廃棄
充電できない ケーブル交換 充電器確認
急激な電圧低下 飛行中止 バッテリー交換
過熱 冷却後点検

長期保管する場合は残量を約50パーセントに保ち、直射日光を避けて涼しい場所に保管してください。

定期的にセルバランスの確認を行うと、劣化の早期発見につながります。

次のフライトに向けて

カメラとドローン用アクセサリーが並ぶフラットレイ

フライト前には、機体と送信機の最終点検を行い、プロペラやバッテリーの状態を必ず確認してください。

ファームウェアやDJI Flyアプリの更新がある場合は、通信環境が良い場所で済ませておくと当日のトラブルを防げます。

バッテリーは満充電だけでなく、保管状態やセルの温度にも注意し、予備を用意しておくと安心です。

撮影計画を立て、風向きや日の位置を考慮して飛行ルートを決めると、効率よく良い映像が撮れます。

飛行許可や飛行禁止区域の最新情報を確認し、周囲の安全確保と第三者への配慮を忘れないでください。

短い練習フライトで操作感を取り戻し、問題がなければ本番へ移行することをおすすめします。

安全第一で、次のフライトも楽しい空撮になりますように。